朝と夜の身長差は、何と「2センチ」もある!?

健康・医療

「夜たっぷり寝て、朝起きると、背が伸びる」と聞くと、何だか眉唾っぽい魔法のような話か、テレビショッピングで販売されている健康器具の宣伝文句のようにも聞こえます。

…が しかし、実は朝から夜にかけて、身長が伸び縮みするのは、普段から起きている出来事なのです。しかも、朝と夜の身長差は、なんと「約 2cm」もあるんです。本ページでは、その “オドロキの現象” についてフカボリしたいと思います!

椎間板の仕組みにより、日中の身長差が生じる!

人間の身長が朝と夜とで 2cm もの差が生じるのは、「背骨の構造」が関係しています。背骨は、椎骨(ついこつ)という24個のブロック状の骨と、椎骨と椎骨とをつなぐ “クッション” の役目をしている椎間板(ついかんばん)とで構成されています。

椎間板は、外側を硬い「線維輪」(せんいりん)が囲み、内側にはゼラチン状の「髄核」(ずいかく)が入っています。

この髄核は、昼間に立ったり座ったりした姿勢(上体を起こした姿勢)でいると、その上半身の重みが “圧力” となって「ゼラチン状の中の水分が放出」され、つぶれた状態になります。このため、「一時的に背が縮む」のです。

逆に、夜に寝ると上半身の重みから解放されるため、「髄核のゼラチン質が 再び水分を吸収」し始め、朝起きた時には髄核が “膨らんだ状態” に戻ります。それで、身長が2センチ近く回復する、というワケです。

この椎間板は、背骨にかかる荷重を吸収するだけでなく、重い荷物を運んだりする時のクッションの役割を担うなど、大変重要な役目を果たしています。それが十分に機能するためには、これくらいの “身長差” が生じるくらいの柔軟性(クッションの度合い)が必要だということですね。

お子さんの身体測定前日は…

小学生でも、朝と夜で 1~1.3センチ 程度の身長差が生じるそうです。「ぼく(わたし)、あしたの身体測定では、背が大きくなってたらいいな!」というお子さんには、「測定前日にしっかり寝る」ことをオススメするといいですね。😊

ただし、皆さんも既にお分かりのとおり、「夜には再び背が縮んでしまう」ので、本当に背が伸びたことにはなりませんね。でも、「子供心には ちょっぴりワクワクする裏ワザ」といえそうです。

親戚のおじさんが縮んでる?

久しぶりに親戚のおじさん・おばさんや、おじいちゃん・おばあちゃんに会うと、以前よりも背が縮んでいるような気がしたことがある方もいらっしゃるかと思います。

これは、椎間板のクッションが加齢とともに “干からびて” しまい、元に戻らなくなったことによるものです。つまり、実際に 背が縮んでいる、ということですね。もちろん、アナタご自身の背が伸びたことも起因しているかもしれません。

この「干からびた現象」をこじらせると、椎間板ヘルニアになってしまいますので、気を付けないといけません。それには、やはり「適度な睡眠&運動」を無理なく続けることがカギとなってきます。

寝続けるとどうなるか?

ちなみに、「椎間板に負担を掛けないようにするために寝続けたらどうなるか」ということについて調べてみたところ、逆に椎間板(髄核)の機能を低下させる恐れがあるということがわかりました。まさに「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。

日中に起きて(上半身の重みの)圧力で「髄核の水分を放出」し、夜に寝て「水分を吸収」するという循環を繰り返すことにより、椎間板に酸素と栄養がうまく供給され、健康な状態が保たれるそうです。この循環があまり行われないと(寝てばっかりいると)、椎間板の老化が進んでしまいます。

もし三年寝太郎が実話だったら…

ところで、「三年寝太郎」(さんねんねたろう)のお話(昔話・民話)を子供のころに聞いたことがある人は、結構いらっしゃるかと思います。

3年3か月ものあいだ 眠り続けた グータラの兄ちゃん(男)が 突然 起き出し、を作ったり、草履を大量に作ったり、灌漑水路を整備して田畑を開墾したりして 人々の役に立った、というお話ですね。

これを「椎間板の仕組み」と照らし合わせてみると、どうなるか? そう、皆さんもお分かりのとおり、3年も寝続けたら椎間板のクッション機能が低下(老化)し、起きれなくなってしまうということになってしまいますね。

… 夢と希望を削いでしまうお話をしてスミマセン。😢

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