まさにスーパーマン!ゴール直前の華麗なダイブで見事 金メダル を獲得!

スポーツ

まさに「スーパーマン」「ウルトラマン」のようなダイビング・フィニッシュ!
アメリカの学生陸上大会で華麗なゴールを決めた選手が話題になっています。

2019年5月11日、アメリカで開催されたSEC(サウスイースタン・カンファレンス)陸上選手権のハードル競技で、スーパーマンのようなゴールを決めるという珍事が起きました。

その選手は、テキサスA&M大学に所属する陸上選手 インフィニット・タッカー(Infinite Tucker)さん。同大会・400mハードルの決勝で、全てのハードルを跳び越え、あとはゴールまでの直線を残すのみとなりました。

しかし、その最後の直線で、同じチームメイトのロバート・グラント選手と横並びで首位に立ちました。どちらが先にゴールするか。ゴールラインが目の前に迫り、残すところ、あと数メートル…。

すると突然、タッカー選手は両手を前方に広げて、スーパーマンが空を飛ぶような姿勢でダイビング、49.38秒のタイムで見事優勝しました。ちなみに、2位のグラント選手のタイムは、49.47秒でした。わずか0.09秒差!

昨年のレースで 2位 に終わったタッカー選手にとっては、何としてでも優勝したいという思いが強く、自然と「スーパーマン・ダイブ」の姿勢を取らせたのでしょうね。

後のインタビューで、「最高の戦いで競い合えて嬉しい」「私も(グラント選手をはじめとする 同じ大学の)チームメイトも、チームとして多くの得点を獲得することが目的でした。その中で私が勝利しただけ。どちらが優勝したかは問題ではありません。」と答えています。

謙虚な発言で、とても好感が持てますね。でも、その奥底には「みなぎる闘志」がギラギラ光っていたことは間違いありません。

ちなみに、同大学のパット・ヘンリー監督(Pat Henry)は、「彼が水泳チームの選手かと思ったよ!」と驚き交じりの冗談を言っていたそうです。そして、タッカー選手は「次回以降、この手段を使うつもりはない」とのことです。

タッカー選手は、2019年のアメリカ及び同国大学選手のトップに立っていて、世界ランキングも10位となっています。

余談ですが、400mハードル日本記録保持者の 為末大 さん(現在はスポーツコメンテーター・指導者・会社経営者)は、47秒89(2001年8月10日)という輝かしい記録を打ち立てています。

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